太陽光は天から降り注ぎます。
なので、太陽光発電を導入するには当然太陽光パネルは上向きに設置。
それも他の建物や樹木に太陽光を遮られることのないよう、なるべく高い位置ということで住宅の場合は屋根への設置になります。
屋根なら比較的面積が広いですしね。
・・・とまあ以上のことはわざわざ説明しなくてもどちらの住宅でも行われていることですが。
屋根に太陽光パネルを設置するということは、屋根にパネルを固定するということです。
固定するということは専用の金具を屋根に取り付けるということですが、その際ネジなどで屋根に穴が空いてしまいます。
太陽光発電のためなら当然のことではありますが、実はこの穴が後々住宅にトラブルを発生させる原因となる可能性があるのです。
太陽光と同じく点から降り注ぐ水滴により、屋根の穴から家の内部へと水が滲み込んでは滴り落ちるという・・・
・・・そう、雨漏りです。
施工業者でどれほど注意されていても、年数を経るうちに老朽化すればやはり雨漏りが発生する可能性はあります。
そのため、そういった事態にどう備えているか、業者選びの際にはしっかりとチェックしなくてはなりません。
業者によっては穴を空けずに金具を取り付ける方法もありますが、その場合太陽光パネルが屋根から滑り落ちる可能性がないかということも確認する必要があります。
また、その方法が可能かどうかは屋根の素材や作りにもよりますので、細部になりますがご確認ください。
太陽光発電は天気など自然が作用する発電システムなので、お住まいの地域によって発電量が異なれば日ごと年ごとに発電量が変わります。
当然、九州地方にお住まいの方が一日にどのくらい発電できたかを口コミで紹介していても、北海道で同じだけ発電できるとは限りません。
自分の家の場合どれくらい発電できるのか、太陽光発電を導入してどれほどのメリットがあるか、一度シュミレーションしてみることをお勧めします。
筆者が行ってみた発電シュミレーションでは、次の選択肢がありました。
1・地域選択
↓
2・屋根の形の選択(切妻屋根、寄棟屋根などの屋根の形によって太陽光パネルの設置数などが変わるため)
↓
3・屋根の向き
↓
4・屋根の傾斜角度
↓
5・建坪(屋根の面積を求めるため)
↓
6・ひと月当たりの電気代
以上で結果が出ました。
屋根の傾斜角度などは目測では判断できないかと思いますが、およその目安になるかとは思います。
ただし、これはあくまでもシュミレーションのため、結果通りに発電できるとは限りませんのでご了承ください。
ちなみに筆者の場合ですが、年間予測発電量は3237kWh。
年間で109%節電できるとのことで、家庭の電気を全て太陽光発電でまかなえる上に9%は電力会社に売却して利益を得られるようです。
このほか、発電量をCO2、森林面積、ガソリンに換算した数字も結果に表示されるので、太陽光発電を導入するとどれくらいエコに貢献できるのかが判り、エコ意識も高まるかもしれません。
太陽光発電を住宅に設置する理由は、そのシステムで発電した電気で家庭の電気消費量を補い、電気代を少しでも抑えること。
そして、あわよくば残った電気を電力会社に売却して、それによる利益を得ることでしょう。
その目論見を達成するには、それだけの電気が太陽光発電システムから発電されなくてはならないのですが・・・
実際に太陽光発電を設置すると、どのくらいの量の電気が発電されるのでしょうか。
言うまでもないことかと思いますが、太陽光発電の名の通り、発電量は太陽光の量や強さに左右されます。
太陽光の強さは以下の様々な要因によって変化しますね。
まずひとつに、方角。
日本においてはもっとも太陽光が当たり易いのが南側で、太陽光発電も南側に傾斜した屋根に設置するのが望ましいです。
南側で受ける太陽光(あるいは発電量)を100パーセントとすると、東西の場合は約85パーセント、北ともなると66パーセントにまで落ちてしまいます。
次に傾斜角。
傾斜角とは、太陽光発電を設置する屋根の傾きです。
太陽は常に頂点を通るのではなくやや南側を通って行くので、それに合わせた角度になっているのが望ましいとされています。
最も理想的な角度は30度。
水平なら無難かというとそうでもなく、30度の場合を100パーセントとすると、水平の場合は約89パーセントにまで落ちてしまうのです。
しかし、後々太陽光発電を導入するとなると、屋根の方角や角度はそう簡単に変更できるものではないでしょう。
もし家を新築する方で、今すぐではなくてもいずれ太陽光発電を導入しようと考えているのであれば、こういった屋根の方角や角度も考慮して建てることをお勧めします。
太陽光発電に利用される太陽電池には以外にも多くの種類があります。
一昔前に主流だった「単結晶シリコン太陽電池」と、現在の主流である「多結晶シリコン太陽電池」については、前回ご説明したとおりです。
ではその他の種類についてですが・・・
「薄膜シリコン太陽電池」というものがあります。
「アモルファスシリコン型太陽電池」とも言うのですが、こちらは電池の表面をシリコン膜で覆っているもの。
そのシリコンの量が比較的少量のためコストが低く、大量生産もしやすいというメリットがあります。
その反面、変換効率が低いというデメリットも。
しかし、最近ではそのデメリットを補うべく、結晶型の太陽電池と組み合わせた薄膜シリコン太陽電池も作られるようになりました。
こちらは薄膜シリコン型と結晶型とで二層構造になっているため、「タンデム型」とも呼ばれています。
「薄膜シリコン太陽電池」のメリットは他にもいくつかあります。
ひとつは、基盤をガラスではなくフィルム等で作ると、自在の形状変化をさせられるというところ。
今や太陽光発電は電卓にも利用されている程メジャーなシステムですが、この電卓に使われている太陽電池こそが「薄膜シリコン太陽電池」なのです。
また、「薄膜シリコン太陽電池」なら高温でも性能が保たれるというメリットもあります。
太陽光を集めて発電するのが太陽光発電ですが、実は矛盾したことに太陽電池とはあまりに高温の環境に置かれていると性能が落ちてくるものなのです。
そのため、太陽光発電の開発の上で、性能が落ちにくい太陽電池の開発というのが課題のひとつとなっていますが、数々の太陽電池の中でいち早くその課題をクリアしたのが、この「薄膜シリコン太陽電池」です。
一昔前には馴染みの薄かった太陽光発電ですが、例え家庭に導入していない方でも、一度は太陽光発電を見たことがあるかと思います。
正確に言うなら、そのソーラーパネルを。
実物であろうと写真であろうと、見たことのあるソーラーパーネルはどれも青色の板の形をしており、一枚一枚を並べて貼り付けられているので独特なマス目状の模様ができていますよね。
誰もが一目見ると、それがソーラーパネルであることは判るかと思います。
ソーラーパネルは太陽光を集めて発電するパネルのことで、そのシステムを太陽電池と呼ばれているのですが・・・
皆さん、太陽電池にもいくつかの種類があることをご存知でしょうか?
実は、ソーラーパネルの素材などによって種類が分類されるのです。
私が子供の頃に見たソーラーカーの太陽電池は、おそらく「単結晶シリコン太陽電池」でしょう。
ソーラーシステム開発当初からある種類で、今でも高性能を誇っている電池です。
純度の高いシリコンを利用しているだけに高価格でもあり、最近はあまり見られなくなりましたが・・・
そんなコストが高い単結晶シリコンに代わって、最近主流となっているのが「多結晶シリコン太陽電池」です。
単結晶ほどの純度はない分、低価格な種類です。
それだけに性能が低いのかというとそうでもなく、性能の高さは年々単結晶シリコン太陽電池に追い付きつつあるそうです。
他にも「薄膜シリコン太陽電池」「CIS系薄膜太陽電池」「HIT太陽電池」がありますが、それらについては次の機会に。
私が太陽光発電を利用しているものを初めて目にしたのは小学生の頃。
当時は家庭に太陽光発電を導入するなんてことさえ考えられておらず、太陽の光で発電できるということ事体が画期的なように思われていた時代でした。
今でこそ家庭へのソーラーシステム導入が盛んになってきていますが、当時はまだまだ開発途中のシステムだったのですね。
そんな時代だったのですが、太陽光が今後の重要なエネルギー源となることを小学生の我々に示すべく、なんと小学校に太陽光で動く車がやってきたのです。
そう、今で言う「ソーラーカー」です。
ソーラーパネルを車体デザインの一部として利用されているので、パネルの青色が部分的に施されているソーラーカーは、それこそスーパーカーのようで恰好良いものですね。
子供心に、こんな恰好良い車が将来は一般道を闊歩するのかと思ったものですが・・・現在でも車の主流はガソリンのままですねぇ。
電気自動車は少しずつ出回ってきていますが、車へのソーラーシステム導入よりも早く、家庭へのソーラーシステム導入が一般的になりました(笑)
まぁ、それはそれで良いことでしょう。
子供の頃に見たソーラーカーは、太陽からエネルギーを得て走るものだという印象ばかりが強くて、システムに関しては何の疑問も持たなかったのですが、今思うとあのパネルがどう太陽光を集めて電気に変換(発電)するのか気になるところです。
家庭に太陽光発電を導入するとなると、システムの機器などを知る必要が出てくるでしょう。
次回からは、太陽光発電のシステムや仕組みについても徐々に触れていきたいと思います。
引き続き、太陽光発電のメリットについてです。
太陽光発電システムを設置することの利点がたったあれだけかと思ったら多間違いですよ(笑)
メリット・その3
太陽光発電を行っていると専用のモニターに電気の発電量や使用状況が表示されます。
今どのくらい電気が発電されているのか、家の中で電気をどのくらい使用しているのか、それとも発電量が足りなくて買っているのか、はたまた有り余っていて売っているのか・・・等々。
面白いのは、電化製品を使用していないにも関わらず消費電力があることが判ることですね。
ご安心ください、これは待機電力です。
これを活用すれば電気使用の無駄を見つけられるという優れものですよ。
電気の使用状況が判れば省エネにも努められるので、これもれっきとしたメリットの一つでしょう。
省エネは環境保護に繋がると考えれば、地球にとってのメリットとも言えますね。
メリット・その4
太陽光発電といえば、オール電化ですね。
この二つは必ずしもセットで設置されているわけではありませんが、セットにしておくとお得な利用法が可能となる、たいへん相性の良い設備です。
例えば、太陽光発電による電気は日中に利用するようにしておき、夜間なら電気料金が安くなるので食器乾燥機や電気温水器を利用するなど・・・
オール電化のメリットについては説明すると太陽光発電と関わりが浅くなってくるので、今回は割愛させていただくこととします。
ご了承をm(_ _)m
太陽光発電システムの設置を補助する様々な制度があるだけあって、太陽光発電には多くのメリットがあります。
そのひとつひとつを見ていきましょう。
メリット・その1
言わずもがな、太陽光発電で発電した電気を自宅で使用できることです。
メリットとして述べるほど特筆することでもないような気もしますが・・・自宅で発電している分は電気料金を払う必要がなくなりますよね。
たかが電気料金とはいってもお得であることには変わりないのですから、やはりこれに関してもメリットとして挙げておくべきでしょう。
太陽光発電をしているなら、電力会社の利用メニューをそのように合わせておきましょう。
メリット・その2
これも、すでに何度か述べていることですが、今一度。
太陽光発電で電気を発電し、自宅で使用し、それでも電気が余ると、電気料金がかからなくなるばかりか電力会社へ余った分を売ることが可能です。
仕組みは簡単。
特別な申し込み等をしなくても電力会社がメーター検針してくれます。
電気料金を計算するときと似ていますが、違うのはこちらが払う分ではなく、払ってもらう分を計算するということですね。
割り出された電気代も、口座に自動的に入金しておいてもらえます。
ここだけの話ですが・・・最近太陽光発電による売電単価がなんと2倍に増加しました。
自動的に振り込まれることといい、効率的にお金が貯まっていくことといい、これこそ「太陽光発電」という名の貯金箱です。
太陽光発電を住宅に導入すれば生活費の面でいくらかお得になります。
とはいっても、太陽光発電を設置するには多額の費用が必要になります。
一長一短ですが、結局のところ、太陽光発電を設置しても“もと”は取れるのでしょうか?
また、もとが取れるまでにどのくらいの年月を要するのでしょうか?
これらを計算するには、補助金やソーラーパネルのメーカーなど、様々な点を考慮しなくてはならなくなりますね。
補助金制度は各地域によって異なっていますし、システムの導入にかかる費用もメーカーやによって異なり、また工事費も必要となります。
また、太陽光発電導入後は自家発電となるので、電気代の支払いは必要なくなりますし、余った電気は電力会社に売れるので収入ともなりますし・・・
以上のことを踏まえると、なんだか非常にややこしい計算になってしまいそうですが、単純に考えるならば、導入費用から補助金等を省いた必要な支払い分は、とどのつまり「初期費用」ということです。
この初期費用分を、電気の売却で充てると何年かかるかということを計算すれば良いのですから、計算式は以下のようになります。
太陽光発電導入の初期費用÷年間削減光熱費=売却年数
以上から導き出される売却年数が、もとを取れるまでにかかる年数というわけですね。
年間削減光熱費とは支払う必要がなくなる電気代のことですが、これを「電気代」とせずに「光熱費」としたのには理由があります。
つまり、もしオール電化も併用する場合。
オール電化にすると、電気代ばかりでなくガス代も削減できますので、これの加算も忘れないようにしましょう。
太陽光発電を導入する住宅が増えてきましたね。
もとからお住まいの持ち家にソーラーパネルを取り付ける方も多いですが、もとから太陽光発電が導入されている不動産や、新築当初から太陽光発電も組み込むことを考えて建てられる物件も多いようです。
太陽光発電とは太陽光のエネルギーを電気に変え、発電された電気を各家庭で使用する自家発電システムです。
それぞれの家庭で使用する他、余った電気は電力会社に売ることも可能です。
そんな太陽光発電システムですが、個々の住宅に導入していてどれくらいお得になるというのでしょうか?
太陽光発電を導入してしまえば、電気に関する公共料金の支払いは減り、そればかりか余った電気を売れるというのですからお得なことばかりのように思えますね。
しかし、そのシステムを整えるまでは何かと導入費用がかかるでしょう。
一般家庭の場合いったいいくらかかるのかというと・・・
●ソーラーパネル設置費用・・・約200万円
●オール電化設備・・・60~100万円
・・・それぞれでこんなにもお金がかかってしまいます。
合計すると約300万円にも!
いくら導入してしまえばその後お得な状況が続くといっても、さすがに300万円相当の出費は痛手です。
これでは太陽光発電の導入さえ諦めることになりかねませんよね。
しかし、ご安心ください。
国が家庭への太陽光発電導入を勧めているだけあって、「住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金」という制度があり、これに申請すると1kwにつき7万円が支給されます。
それだけでなく、地区によっては独自に補助金制度を立てている場合もありますので、ぜひともご確認のうえご利用ください。
太陽光発電を導入すると、税金の面でもお得なことがあります。
「住宅特定改修特別税額控除」が適用されて、設置工事にかかった費用のうち10パーセントを所得税から差し引いてもらえるのです。
これには補助金制度も関わってくるので、いくら差し引いてもらえるのかは地区によってかなりの違いがあります。
まずは、何はともあれお住まいの地区の補助金制度を調べてみなくてはなりませんね。